長編歴史小説 尚巴志伝

第一部は尚巴志の誕生から中山王武寧を倒すまで。第二部は山北王の攀安知を倒すまでの活躍です。お楽しみください。

2015-03-25から1日間の記事一覧

52.不思議な唐人(改訂決定稿)

シンゴ(早田新五郎)の船がキラマ(慶良間)を回って浮島に入った頃、明国(みんこく)から来た密貿易船に乗って、琉球に逃げて来た唐人(とーんちゅ)がいた。 科挙(かきょ)に合格して宮廷に仕えていた秀才だったが、洪武帝(こうぶてい)が亡くなったあとの政変…

51.シンゴとの再会(改訂決定稿)

佐敷の東に須久名森(すくなむい)と呼ばれる山がある。その西側の裾野に平田という所があり、今、そこに小さなグスクを築いていた。 サハチの三番目の弟、マタルーが八重瀬按司(えーじあじ)の娘を嫁に迎えるに当たって、二人が住む屋敷の事を考えなければなら…