サハチ(島添大里按司)は首里(すい)グスクの西曲輪(いりくるわ)にある物見櫓(ものみやぐら)から輝く海を眺めていた。 早いもので、明国(みんこく)から帰って来て二十日が過ぎようとしていた。まったく慌ただしい二十日間だった。 明国からの船旅は、黒潮を…
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