六月の半ば、山南王(さんなんおう)のシタルーの娘が真壁(まかび)の若按司に嫁いで行った。先代の真壁按司が隠居して山グスク大主(うふぬし)となって、中山王(ちゅうさんおう)(思紹)の船に乗って明国(みんこく)に行ったのを牽制(けんせい)するつもりだろう…
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