長編歴史小説 尚巴志伝

第一部は尚巴志の誕生から中山王武寧を倒すまで。第二部は山北王の攀安知を倒すまでの活躍です。お楽しみください。

2017-11-06から1日間の記事一覧

2-126.タブチとタルムイ(第三稿)

長い一日が終わった翌日、戦(いくさ)が始まった。 ウニタキの報告によると、タブチ(前八重瀬按司)はシタルー(山南王)の側室や子供たちを島尻大里(しまじりうふざとぅ)グスクから出して、タルムイ(豊見グスク按司)に味方したい重臣たちや豊見(とぅゆみ)…

2-125.五人の御隠居(第三稿)

島添大里(しましいうふざとぅ)から豊見(とぅゆみ)グスクに帰ったタルムイは母親(王妃)が来ていたので驚いた。「母上、どうしたのです。父上が見つかったのですか」「あなたが戻るのを待っていたのですよ。島添大里に何をしに行ったのですか」「島添大里按…