長編歴史小説 尚巴志伝

第一部は尚巴志の誕生から中山王武寧を倒すまで。第二部はその後の尚巴志の活躍です。お楽しみください。

2017-11-27から1日間の記事一覧

2-132.二人の山南王(第二稿)

八重瀬(えーじ)グスクが炎上している頃、島尻大里(しまじりうふざとぅ)グスクでは山南王(さんなんおう)の就任の儀式が盛大に行なわれていた。 山南王になった摩文仁大主(まぶいうふぬし)は、シタルーが冊封使(さっぷーし)から賜(たま)わった王様の着物を着て…

2-131.エータルーの決断(第二稿)

サハチはウニタキと一緒に喜屋武(きゃん)グスク(後の具志川グスク)に行って、琉球を去るタブチたちを見送った。 喜屋武グスクは海に飛び出た岬の上にあり、思っていたよりも小さなグスクだった。石垣に囲まれた二つの曲輪(くるわ)があって、二の曲輪には海…