長編歴史小説 尚巴志伝

第一部は尚巴志の誕生から中山王武寧を倒すまで。第二部は山北王の攀安知を倒すまでの活躍です。お楽しみください。

2015-03-24から1日間の記事一覧

50.マジムン屋敷の美女(改訂決定稿)

明国(みんこく)の皇帝の死は、思っていた以上の影響があった。 明国に行った進貢船(しんくんしん)は戦乱に巻き込まれる危険があるので、応天府(おうてんふ)(南京)に行く事ができなかった。仕方なく、皇帝への貢ぎ物も泉州の商人と取り引きをして、陶器や織…

49.宇座の御隠居(改訂決定稿)

年が明けて洪武(こうぶ)三十一年(一三九八年)、サハチは二十七歳になった。佐敷按司(さしきあじ)になって七年目の年が始まった。 佐敷按司になった時と比べると、周りの状況もかなり変わっていた。島添大里按司(しましいうふざとぅあじ)の汪英紫(おーえー…