長編歴史小説 尚巴志伝

第一部は尚巴志の誕生から中山王武寧を倒すまで。第二部は山北王の攀安知を倒すまでの活躍です。お楽しみください。

2016-03-28から1日間の記事一覧

2-32.落雷(改訂決定稿)

マチルギたちが博多に着いた頃、サハチ(島添大里按司)は島添大里(しましいうふざとぅ)グスクで、ウニタキ(三星大親)と一緒に明国(みんこく)のお茶を飲んでいた。 サハチがお土産に持って来たお茶は、初めの頃は誰もが変な味と言っていたが、今ではみんな…