六月になってウニタキ(三星大親)が与論島(ゆんぬじま)から帰って来た。「麦屋(いんじゃ)ヌルは馬天(ばてぃん)ヌルに預けたけど、会って来たか」とサハチ(中山王世子、島添大里按司)が聞くと、ウニタキはうなづいた。「慈恩禅師(じおんぜんじ)殿がヤンバ…
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