長編歴史小説 尚巴志伝

第一部は尚巴志の誕生から中山王武寧を倒すまで。第二部は山北王の攀安知を倒すまでの活躍です。お楽しみください。

2018-01-15から1日間の記事一覧

2-140.愛洲のジルー(改訂決定稿)

シンゴ(早田新五郎)とマグサ(孫三郎)の船が馬天浜(ばてぃんはま)にやって来た。 知らせを聞いたサハチ(中山王世子、島添大里按司)は玻名(はな)グスクから馬天浜に向かった。 すでに、『対馬館(つしまかん)』で歓迎の宴(うたげ)が始まっていた。マチル…