長編歴史小説 尚巴志伝

第一部は尚巴志の誕生から中山王武寧を倒すまで。第二部は山北王の攀安知を倒すまでの活躍です。お楽しみください。

クーイの若ヌルの略歴(1396-1416)

1361年 羽地按司(帕尼芝)が今帰仁グスクを奪い取り今帰仁按司になる。 今帰仁按司と若按司が殺され、祖母の今帰仁若ヌルが沖のクーイ島(古宇利 島)に流される。 祖母が島の長老の世話になり、長老の息子と結ばれる。 祖母は男の子が生まれたら父と兄の敵…

ヒューガ(三好日向)の略歴(1406-1416)

1406年 1月 久し振りに年末年始を馬天ヌルと娘のササと過ごす。52歳 2月 首里グスクを奪い取って、武寧を討ち取り、浦添グスクを焼き討ちする。 中山王の若按司が率いる中山軍を壊滅させ、若按司も討ち取る。 中グスクと越来グスクを攻め落とし、勝連と同盟…

中グスク按司、クマヌの略歴(1406-1412)

1406年 1月 ヒューガがキラマの島から兵の移動を開始する。61歳 中山王と八重瀬按司の婚礼にサハチが出席する。 2月 完成したばかりの首里グスクを奪い取り、武寧を討ち取る。 ウニタキが浦添グスクを焼き討ちにする。 中山軍を倒し、中山王の若按司を討ち取…

早田左衛門太郎の略歴(1397-1416)

1397年 4月 兵船24艘を率いて、朝鮮に投降する。37歳 配下80人と共に朝鮮王の優遇を受け、宣略将軍となり、配下もそれぞれ授職さ れ倭寇討伐に当たる。 7月 長男の藤次郎が朝鮮で病死する。 8月 中山王武寧の使者が漢城府に来る。 配下を率いて倭寇討伐のた…

東松田の若ヌルの略歴(1398-1416)

紀元前2500年頃 気候変動により砂漠化し、黄河文明と遼河文明が南下して長江文明が 滅ぼされる。 長江文明の人たちが台湾に逃げる。 大陸に残った人たちは紀元前11世紀に、楚(チュ)を建国する。 紀元前2000年頃 シネリキヨ(長江文明の子孫)が台湾から琉球…

奥間ヌルの略歴(1374-1416)

1146年 熊野水軍の船に乗って鍛冶屋集団が琉球に来て奥間に住み着く。 お頭のアカマルが初代奥間大主になり、妹のヤクムが初代奥間ヌルになる。 1161年 熊野水軍の船に乗って新宮十郎が琉球の馬天浜に来る。 1162年 新宮十郎が大里ヌルと結ばれ、舜天が生ま…

山南王妃、トゥイの略歴(1363-1416)

1355年 1月 父察度が倭寇から贈られた高麗美人ウニョンを側室に迎える。 1356年 長兄フニムイ(武寧)が生まれる。母親は側室ウニョン。 1357年 次兄のカジムイ(米須按司)が生まれる。母親は側室チルー(米須按司の娘)。 1359年 三兄のフシムイ(越来按司)…

クマラパの略歴(1339-1416)

1339年 華山の道士の子として生まれる。1歳 1348年 方国珍が倭寇と結び、浙江、福建で海賊を行い、元の輸送船を襲い始める。 1351年 白蓮教の教祖韓山童が北宋徽宗の末裔を名乗り、河南で黄河の土木工事に従事 していた人夫達を扇動して反乱を企てるが、挙兵…

マチルギの略歴(1373-1416)

1184年 アキシノが平維盛と一緒に、熊野水軍の船に乗って琉球に来る。 1185年 今帰仁にグスクを築き、維盛が今帰仁按司に、アキシノが今帰仁ヌルになる。 1187年 アキシノがクボーヌムイヌルを継ぐ。 1194年 アキシノが次女の勢理客ヌルを産む。 1221年 勢理…

ヂャンメイユー(張美玉)の略歴(1376-1416)

1348年 方国珍が浙江で反乱を起こす。 1351年 白蓮教徒の集団が各地で反乱を起こし、紅巾の乱が勃発。 1353年 祖父、張士誠が挙兵し、泰州を占領する。 1354年 張士誠が誠王と称す。 1356年 張士誠が平江路(蘇州)を占領して隆平府と改め、国都に定める。 …

高橋殿の略歴(1376-1416)

1376年 近江猿楽比叡座の大夫、犬王(道阿弥)の娘として生まれる。名は龍。1歳 1381年 将軍足利義満の新しい御所(花の御所)が完成する。6歳 1382年 北野天満宮で、父が猿楽を演じて大盛況となる。7歳 1384年 観阿弥が駿河で亡くなる。9歳 1389年 3月 父が…

ユンヌ姫の略歴

紀元前500年頃 アマンの島が沈み、アマミキヨ一族がミャークに行き、さ らに琉球に行く。 浜川の洞穴に住む。後にミントングスクに移る。 紀元前400年頃 アマミキヨ一族が垣花高台に移る。 紀元前300年頃 垣花姫が大量の貝殻を舟に積んでヤマトゥに行く。 垣…

兼グスク按司(ンマムイ)の略歴(1378-1416)

1378年 浦添グスクに武寧の次男に生まれる。1歳 母は汪英紫の娘ウシ。祖母は高麗人ウニョン。 父の側室ナビーが御内原に入る。 1379年 妹のマアサが生まれる。母は側室ナビー。2歳 1380年 祖父の八重瀬按司(汪英紫)が島添大里グスクを攻め取り、島添大里 …

本部のテーラーの略歴(1376-1416)

1376年 本部に生まれる。1歳 祖父は本部大主ミンの後見役の瀬底大主。父はサムレーの瀬底之子。 ミンの長男ハーンと同い年で幼い頃から一緒に育つ。 1385年 1月 ヤマトゥの山伏、アタグ(愛宕)が本部に来る。10歳 1386年 ハーンと一緒にアタグから武術を習い…

山北王、攀安知の略歴(1376-1416)

1361年 祖父の羽地按司が今帰仁グスクを奪い取り今帰仁按司になる。 1376年 本部で本部大主の長男に生まれる。童名はハーン。1歳 母親は名護按司の娘。祖母は元国の白蓮教の娘、韓鈴(ハンリン)。 1377年 弟ジルータ(湧川大主)が生まれる。2歳 1379年 妹マ…

八重瀬按司、タブチの略歴(1360-1416)

1360年 与座按司の長男に生まれる。1歳 1362年 弟シタルーが生まれる。3歳 1369年 父が八重瀬按司を倒して八重瀬按司となる。10歳 与座グスクから八重瀬グスクに移る。 1371年 姉ウシが浦添の若按司、武寧に嫁ぐ。12歳 1372年 浦添按司の察度が明国に進貢を…

琉球山南王、汪応祖の略歴(1406-1413)

1406年 1月 進貢船が船出する。 45歳 中山王武寧と八重瀬按司(タブチ)が同盟する。 首里グスクが完成する。 2月 武寧と兄のタブチの兵に島尻大里グスクを包囲される。 首里グスクを奪うつもりだったが、島添大里按司のサハチに奪われる。 島添大里按司のサ…

慈恩禅師の略歴(1350-1416)

1350年 奥州相馬(福島県南相馬市)に生まれる。1歳 1354年 両親が殺され、乳母に助けられて武州今宿に隠棲する。5歳 1356年 相州藤沢の遊行上人に弟子入りし、念阿弥と名付けられる。7歳 1365年 鞍馬山で修行中、張三豊の弟子フェイマーに出会って妙術を授…

飯篠修理亮の略歴(1387-1416)

1387年 下総の国、香取郡飯篠村に生まれる。1歳 幼い頃より香取神宮に伝わる神道流の武術を修める。 1407年 諸国修行の旅に出て、慈恩禅師の噂を聞いて、慈恩禅師を探し回る。21歳 慈恩禅師が鞍馬山で修行を積んだと聞いて、鞍馬山に籠もって修行に励む。 14…

張三豊の略歴(1247-1416)

1247年 モンゴル支配下の遼東(遼寧省)に生まれる。字は君宝、幼名は全一。1歳 1251年 目の病気に罹り、なかなか治らず失明寸前になる。5歳 碧落宮の張雲庵(白山上人)に目の治療してもらう。 1252年 張雲庵の弟子になり、碧落宮で道教の経典と武術を修行…

安須森ヌル(佐敷ヌル)の略歴(1374-1416)

1374年 佐敷の苗代の屋敷に生まれ、祖母の名を貰ってマシューと名付けられる。1歳 1376年 弟のマサンルーが苗代の屋敷で生まれる。3歳 9月 馬天ヌル(64)が亡くなり、叔母のマカマドゥ(20)が馬天ヌルを継ぐ。 父親のサクルーが美里之子の道場の師範代となり、…

馬天ヌルの略歴(1406-1416)

1406年 1月 フカマヌル、久高島から島添大里に来る。 50歳 奥間のサタルーに頼まれて、マチルギと会わせる。 2月 サハチとサグルー、首里に出陣する。 マジムンを退治するため、佐敷ヌルとフカマヌルとマチルギを連れて出陣。 奪い取った首里グスクのマジム…

中山王、思紹の略歴(1406-1416)

1406年 1月 キラマの島から900人の修行者たちを移動する。 53歳 2月 総大将として、運玉森のマジムン屋敷を本陣として、戦の指揮を執る。 完成したばかりの首里グスクを攻め落とし、中山王武寧を討ち取る。 浦添グスクを焼き討ちにする。 中山王の若按司が率…

馬天若ヌル、ササの略歴(1391-1416)

1391年 9月 佐敷新里の馬天ヌルの屋敷に生まれる。1歳 1392年 1月 伯父が隠居して、従兄のサハチが佐敷按司になる。2歳 2月 母の馬天ヌルが伯父の東行法師から由緒ある勾玉を貰う。 9月 馬天浜で落ち込んでいるウニタキと会い、貝殻を渡す。 1393年 1月 馬天…

尚巴志の略歴 第二部(1406-1416)

1406年 1月 首里グスクが完成する。 35歳 シンゴが馬天浜に来る。サグルーとマサンルーがヤマトゥ旅から無事に帰る。 2月 中山王武寧が首里グスクに移る。 中山王武寧と八重瀬按司(タブチ)が、山南王(シタルー)を攻める。 首里グスクを攻め落とし、中山…

『尚巴志伝 第二部』の年表

1406年 2月 サハチ(尚巴志)、武寧を殺して首里グスクを奪い取る。 サハチ、浦添グスクを焼き討ちにする。 サハチ、中山軍を倒し、中山王の若按司を討ち取る。 サハチ、中グスク、越来グスクを攻め落とす。 サハチ、勝連グスクを攻めようとするが、ウニタ…

2-238.今帰仁グスクに雪が降る(決定稿)

三の曲輪(くるわ)の本陣の仮小屋で、サハチとファイチ(懐機)と苗代大親(なーしるうふや)が今後の作戦を練っていた時、突然、不気味な音が鳴り響いたかと思うと大雨が降って来て、稲光と共に雷が鳴り響いた。 今帰仁(なきじん)グスクの絵図を見ていたサハチ…

2-237.奇跡の復活(決定稿)

アキシノ様を助けるために、ササがいる島添大里(しましいうふざとぅ)グスクに向かったタマ(東松田の若ヌル)、シンシン、ナナは、サグルーたちが志慶真曲輪(しじまくるわ)を攻め落とした四月八日の夜、名護(なぐ)の木地屋(きじやー)の親方、ユシチのお世話…

2-236.クーイの若ヌル(決定稿)

お祭りをクーイの若ヌルのマナビダルと楽しんだ山北王(さんほくおう)の攀安知(はんあんち)は、武芸試合もうまく行って、強い若者たちを集められた事に満足した。さらに鍛えて、中山王(ちゅうざんおう)を攻めるために瀬長島(しながじま)に送ろうと考えていた…

2-235.三の曲輪の激戦(決定稿)

外曲輪(ふかくるわ)を奪い取った翌日の朝、サハチはサグルーたちが志慶真曲輪(しじまくるわ)を攻め落としたとの知らせを受け、順調に行っていると満足そうにうなづいた。 しかし、サハチにとってサム(勝連按司)の戦死は大きな衝撃だった。昨夜はサムの枕元…