瀬戸内海を無事に通過して、サハチ(琉球中山王世子)たちが博多に着いたのは七月二十五日だった。 児島(こじま)の下(しも)の津で塩飽(しわく)三郎入道が待っていて、前回の約束通り、進貢船(しんくんしん)を見せるために船大工の与之助(よのすけ)を同行させ…
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