長編歴史小説 尚巴志伝

第一部は尚巴志の誕生から中山王武寧を倒すまで。第二部は山北王の攀安知を倒すまでの活躍です。お楽しみください。

2014-01-01から1年間の記事一覧

ヒューガ(三好日向)の略歴(1355-1406)

1221年 小笠原長経が阿波守護になり大西城(徳島県三好市池田町)を築く。 1267年 三好郡の領主平右馬頭盛隆が謀叛を起し、小笠原長房(長経次男)が征圧する。 褒賞として美馬郡と三好郡に所領が与えられ、阿波岩倉城を拠点とする。 三好孫太郎が阿波守護代にな…

ウニタキの略歴

1372年 勝連按司の三男に産まれる。母親は側室、高麗人のミヨン。1歳1380年 隣りに住んでいた姉がヌルになるために出て行く。9歳1381年 叔父の平安名大親からヤマトゥ言葉の読み書きを習う。10歳1382年 母(28)、死す。強くなるために武術を習い始める。11歳1…

懐機(ファイチ)の略歴(1375-1406)

1368年 朱元璋が明を建国する。 洪武帝(朱元璋)が龍虎山第42代天師張正常に全国の道教を管理させる。 1370年 父懐謙が洪武帝の四男、燕王の師となり、家族を連れて応天府に移る。 1375年 応天府(南京)に龍虎山の道士、懐謙の三男に生まれる。1歳 1377年 …

山南王、汪応祖の略歴

1362年 汪英紫の次男として与座グスクに生まれる。童名はシタルー(四太郎)。1歳1369年 父が八重瀬按司となり、八重瀬グスクに移る。8歳1371年 姉が浦添の若按司(武寧)に嫁ぐ。10歳1372年 浦添按司の察度、明国に進貢を始め、琉球中山王となる。11歳1376…

倭寇年表

1274年 10月5日 元寇、対馬を襲撃。 10月14日 元寇、壱岐を襲撃。 10月16日 元寇、松浦を襲撃。 10月20日 元寇、博多を襲撃。 10月21日 元寇、撤退する。1281年 5月21日 元寇、対馬を襲撃して占領。 5月26日 元寇、壱岐を襲撃して占領。 6月6日 元寇、志賀島…

早田左衛門太郎の略歴

1274年 蒙古襲来。対馬の宋助国はじめ一族郎党80人戦死する。 対馬の島民の多くは殺され、家は焼かれ、生き残った者は捕虜になる。 1281年 蒙古襲来。 対馬の島民の多くは殺され、家は焼かれ、生き残った者は捕虜になる。1307年 祖父、早田次郎左衛門、対馬…

宇座の御隠居、泰期の略歴

1322年 浦添間切の謝名に生まれる。童名はタチ。1歳1336年 察度(ジャナ)と一緒に倭寇の船に乗って、日本国の壱岐島に行く。15歳 壱岐島を拠点にした倭寇、宝厳坊の配下となって高麗国を襲撃する。1343年 元国から財宝を積んで帰って来た幕府の船を襲撃する…

ようやく、完成しました

予定では、尚巴志の一生を書くつもりでしたが、登場人物たちが勝手に動いてくれたお陰で、思っていた以上に話が長くなってしまいました。 尚巴志が中山王の武寧(ぶねい)を倒した所で、終わりにする事にしました。 『第一部』という事でお楽しみ下さい。 尚巴…

汪英紫の略歴

1338年 島尻大里按司の次男に生まれる。1歳1349年 察度、浦添グスクを攻め落とし、浦添按司になる。12歳1357年 与座按司になる。20歳 長女、ウシ、生まれる。1360年 長男、タブチ(達勃期)生まれる。23歳1362年 次男、シタルー(汪応祖)生まれる。25歳1364…

馬天ヌル(馬天ノロ)の略歴

1357年 馬天浜に生まれる。童名はマカマドゥ。1歳 父親はサミガー大主、母親は大グスク按司の娘。1368年 馬天ヌル(馬天大主の娘)のもとでヌルになるための修行を始める。12歳1369年 兄のサグルーがヤマトゥへと旅立つ。兄の無事を祈る。13歳1370年 兄のサグ…

中山王、武寧の略歴

1356年 浦添グスクで生まれる。童名はフニムイ(船思)。1歳 父親は浦添按司の察度、母親は側室の高麗人。1363年 7歳の弟が米須按司を継ぐ事になり、南部の米須グスクに行く。8歳1367年 剣術の修行を始める。12歳1368年 弓矢の修行を始める。15歳 中国で、元…

中山王、察度の略歴

1313年 浦添按司の英慈、死す。玉城が三人の兄を倒して、跡を継ぐ。 英慈の長男、浦添若按司に仕えていた奥間之子、若按司の娘を連れて逃げる。 英慈は死ぬ前に軍資金に使えと財産を若按司に残す。1321年 察度、浦添間切の謝名に生まれる。1歳 父親は奥間大…

尚巴志の父、思紹の略歴

1354年 馬天浜に生まれる。サグルー(佐五郎)と名付けられる。1歳 父親はサミガー(鮫皮)大主、母親は大グスク按司の娘。1361年 サンルーザ(早田三郎左衛門)、馬天浜に来る。8歳 サミガー大主が頼んだ子供用の弓が届く。1365年 弓の稽古を始める。12歳 サ…

尚巴志の祖父、サミガー大主の略歴

1330年 伊平屋島に生まれる。童名はイハチ。1歳 父親は屋蔵(弥五郎)大主、母親は我喜屋ヌル。1341年 早田氏、伊平屋に来る。鮫皮作りの職人を置いて行く。12歳 イハチ、ウミンチュと一緒にカマンタ捕りを始める。1345年 イハチ、カマンタ捕りの名人と言わ…