年が明けて、永楽(えいらく)五年(一四〇七年)となった。 思紹(ししょう)が中山王(ちゅうさんおう)になって初めての正月は、慣れない事ばかりで慌ただしくて忙しかった。元旦は東曲輪(あがりくるわ)にある物見櫓(ものみやぐら)から初日の出を拝む事から始ま…
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