長編歴史小説 尚巴志伝

第一部は尚巴志の誕生から中山王武寧を倒すまで。第二部は山北王の攀安知を倒すまでの活躍です。お楽しみください。

2018-04-02から1日間の記事一覧

2-153.神懸り(改訂決定稿)

久米島(くみじま)から帰って来たサハチ(中山王世子、島添大里按司)は、クイシヌ(ニシタキヌル)と出会ったあとの出来事が、夢だったのか現実だったのかわからなかった。ウニタキ(三星大親)に連れられてクイシヌの屋敷に行って、クイシヌの顔を見た途端…