長編歴史小説 尚巴志伝

第一部は尚巴志の誕生から中山王武寧を倒すまで。第二部は山北王の攀安知を倒すまでの活躍です。お楽しみください。

2018-08-20から1日間の記事一覧

2-173.苗代大親の肩の荷(改訂決定稿)

安須森(あしむい)ヌル(先代佐敷ヌル)とササ(運玉森ヌル)たちが南の島を探しに船出した二日後、平田グスクのお祭り(うまちー)が行なわれた。サハチ(中山王世子、島添大里按司)もそうだが、お祭りに集まった誰もが、ササと安須森ヌルの噂をしていた。無…