長編歴史小説 尚巴志伝

第一部は尚巴志の誕生から中山王武寧を倒すまで。第二部は山北王の攀安知を倒すまでの活躍です。お楽しみください。

中グスク按司、クマヌの略歴(1406-1412)

1406年 1月 ヒューガがキラマの島から兵の移動を開始する。61歳
    中山王と八重瀬按司の婚礼にサハチが出席する。
    2月 完成したばかりの首里グスクを奪い取り、武寧を討ち取る。
    ウニタキが浦添グスクを焼き討ちにする。
    中山軍を倒し、中山王の若按司を討ち取る。
    中グスクを攻め落とし、守将として守る。
    サグルーが思紹と名乗り、中山王となる。
    3月 中グスク按司になる。
    娘婿のサムが勝連按司の後見役になり勝連グスクに行く。
    伊波按司の五男ムタを養子に迎える。
    ムタの娘マチルーがヌルになるために中グスクヌルの指導を受ける。

1407年 1月 首里に行き、中山王思紹に新年の挨拶。62歳
    按司のムタがサハチたちと一緒に進貢船に乗って明国に行く。
    4月 ヤンバルに行く馬天ヌルが訪ねて来る。
    7月 サハチたちが無事に帰国する。
    三姉妹の船に乗って、張三豊とシンシンが琉球に来る。
    9月 旅をしていたササたちが張三豊とジクー禅師を中グスクに連れて来
    る。
    11月 孫娘のユミがサハチの次男ジルムイに嫁ぐ。

1408年 1月 首里に行き、中山王思紹に新年の挨拶。63歳
    2月 當山親方が浦添按司になる。
    3月 思紹が女たちを連れて久高島参詣をして武寧の残党の襲撃を受ける。
    5月 マチルギが馬天ヌルたちとヤマトゥに行く。

1409年 1月 首里に行き、中山王思紹に新年の挨拶。64歳
    マチルギたちが無事に帰国する。
    4月 山伏姿で佐敷グスクのお祭りに行く。
    サハチたちがヤマトゥと朝鮮に行く。
    12月 サハチたちがパレンバンの船を連れて帰国する。

1410年 1月 首里に新年の挨拶に行き、龍天閣に登る。65歳
    2月 勝連の若按司が病に倒れ、治療の甲斐もなく亡くなり、サムが勝連按
    司になる。
    3月 思紹が張三豊と一緒に進貢船に乗って明国に行く。
    4月 ムタが浦添按司の次男クジルーと一緒にヤマトゥに行く。
    10月 山南王と山北王が同盟する。
    思紹と張三豊が無事に帰る。

1411年 1月 首里に行き、中山王思紹に新年の挨拶。66歳
    2月 ムタが帰国する。
    3月 勝連の若按司の婚礼に行き、ササたちに新宮の十郎の事を話す。
    5月 中山王が山北王と同盟し、山南王とも同盟して三王同盟になる。

1412年 1月 首里に行き、中山王思紹に新年の挨拶。67歳
    マチルーが中グスクヌルになり、先代は久場ヌルを名乗る。
    早田左衛門太郎がシンゴと一緒に琉球に来る。
    2月 首里グスクでサハチの四男チューマチと攀安知の次女マナビーの婚礼
    が盛大に行なわれる。
    婚礼に出席して早田左衛門太郎と再会する。
    サハチに孫娘マナミーの縁談を頼む。
    隠居して、ムタに中グスク按司を譲る。
    妻を連れて首里に行き、翌日は島添大里グスクのお祭りに行く。
    3月 山伏姿になって伊波、山田、今帰仁、奥間と旅をする。
    中グスクで死す。